これもプロジェクト

私は趣味として太鼓を習っており、毎年10月に発表会がある。今年も、先日無事終わった。

メンバは、20代から60代の男女10名で、職業、年齢、日本語を喋るが違う人種の方もいる。

9月に今年の課題曲が言い渡され、このメンバでハーモニをつくるプロジェクトが始まった。

仕事のように上司・部下・受注元などいう関係はないし、メンバにカリスマ性があるものがいるわけではない、しかもメンバの構成はめちゃくちゃ。

レベルも同じクラスとはいえ、結構差がある。先生に曲に関し指導をいただくが、あくまで手順や曲の意図を教えていただくだけだ。

しかし、この10人月近くのプロジェクトが、毎年きちんとハーモニーが出来上がり無事成功するのである。

普通プロジェクトマネジメントというと、協力なリーダシップを発揮するPM、タスクを細かに洗い出し、スケジュール管理が必須である。

上記のとおりのプロジェクトではそんなものは存在しない。あるのは、

1)ハーモニをつくるという目的に、個々が責任をもって、曲を覚え、努力する・・・「個人の強固な自己責任」

2)通常の練習の他に練習日を設けたり、教え合ったり、ここはどうしたらいいということを、話し合う・・・「コミュニケーション」

4)2)は、自主的に行われ、決定・行動に移される・・・「自主性」

3)強力なリーダーはいないが、一応連絡係はいる・・・「強力でないとりまとめ」

である。

「個人の強固な自己責任」、「自主性」、「コミュニケーション」、「強力でないとりまとめ」がプロジェクトの成功を導くのである。

企業のプロジェクトだと、もっと利害関係は、プロジェクトの要件の曖昧さ、阻害要因が大きいが、参考になると思う。